【ダイビング中の視界】透明度・透視度は何が影響するの??

透明度と透視度とは?

 

ダイバー同士の会話の中で『さっきのポイントは透明度は20メートルくらいだったね!!』など『透明度』というキーワードが出てきます。ダイバーの使う透明度とは【水中で見えた憶測の距離】を言うことが多いですが、【透視度】という言葉もあるのでその違いを説明します。

 

透明度

水面から見て下がどれくらいの深さまで見えるのかを言います。

学術で言われる透明度は、直径30cmの白色の円板(セッキー板)を水中に沈めて測っていきます。水面から見えなくなったときの深さ(m)を透明度といいます。

 

透視度

水平方向にどれくらいの距離が見えるのかを言います。

学術での透視度の測り方は、透視度計というメスシリンダーのような容器を使います。

透視度計に、透視度を測りたい水を入れます。透視度計の底には、二重十字(細さ0.5mm、間隔1mm)がひかれた標識板が置かれており、その板を上下させて、十字がはっきり二重に見える限界の深さ(cm)を測ります。二重に見える限界の深さを透視度といいます。

 

つまり

 

透明度 → 縦方向に見える距離

透視度 → 横方向に見える距離

 

↑の事を透明度・透視度と呼んでいます。

 

 

何が影響するの??

 

水底の構成

水底が砂や泥のような地形のポイントでは砂や泥が巻き上がる事によって透明度が非常に悪くなることがあります。

逆に岬のような岩の地形は沈殿物が少なく濁りにくい傾向にあります。

 

水中生物

サンゴが群生しているポイントもサンゴの体液によって潮の流れが悪いと濁りやすくなります。

また、サンゴが産卵した後は非常に濁りが強くなることがあります。

 

水温

水温が高くなると濁りやすい傾向にあります。

特に植物性プランクトンが活性化すると水面が緑色や赤色等に染まりなにも見えなくなります。【赤潮】と呼ばれる現象はこれに当たります。

 

太陽光

水中での主な『光』は上空から照らされる太陽光になります。曇っているよりも晴れている方が水中でもよりクリアに見えます。

ただし、晴れた日が続くと上記でも述べた『プランクトン』が大量発生します。

 

水の流れ

水の流れがよく流れている所は濁りが発生してもすぐに流れてくれるので濁りにくくなります。

海洋環境だと『潮流』が影響してきます。潮流の影響の少ない所や汚れの集まる場所は沈殿物が多い為濁りやすくなります。

 

近くに川がある

海でも河口に近かったり、その川が汚れていると水底が『砂泥』のようなヘドロと砂の混ざったような環境になり、透明度を悪化させます。また雨が降り街中の汚れが川を伝って海に流れていく為、陸地で雨が急激に降った場合も透明度を悪化させます。

 

淡水と海水

海水と淡水では、淡水の方が水底は巻き上がりやすい傾向にあります。

またサーモクライン(水温の変化でできる層)も淡水の方がはっきりと見えます。

 

 

キレイな海とは?

じゃあどんな場所が綺麗なの??と疑問になりますね!

近くに川が少なく、生活排水なども流れて来ないような場所になります。

沖縄本島だと○○岬のような岬であったり、北部のような居住区の少ない地域や、人口の少ない離島だと川からの汚れた水もほとんどありません。慶良間諸島や渡名喜島、粟国島、石垣島、宮古島、与那国島といった離島が特に透明度は高いでしょう。

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