ダイビング中に空気が吸えなくなると?

もしものトラブル…

水中で空気が吸えなくなる…エア切れ…故障…

 

レジャーダイビングでは、『一人で潜らない』という鉄のルール【バディシステム】があります。もし水中でタンク内の呼吸ガスが吸えなくなってしまった時の為にバディから予備の空気源(予備のレギュレーター”オクトパス”やAIR2の使用)をもらう事によって水中で呼吸が出来なくなるというトラブルを防ぐことが出来ます。

これはイメージとして、コップにストローが2つ付いている状態をイメージすると分かりやすいと思います。コップに入った一つのストローは自分用でもう一つはバディが吸う用で各々のストローで2人が同時に吸う感じです。もしバディがダイビング中に空気が吸えなくなるとこのようなラブラブな状態になります。

主に、オクトパスを予備の空気源として使用しているダイバーが多くみられます。ちなみにオクトパスは分かりやすいように、1stステージから出ている中圧ホースの色が黄色となっていたりレギュレーター本体の2ndステージの色も黄色になっています。このオクトパスは体の右肩から出るよう作られていたり、左肩から出るように作られていたりしますが、どちらも間違いではありません。それぞれにメリットがあります。

 

右肩からオクトパスが出てくる場合

右肩から来ているのでメインのレギュレーターと同じ様に自分の口元に来る為、もし自分のメインのレギュレーターが故障した場合にオクトパスを自分に使用することが出来ます。世界中ではこの右肩からオクトパスが来るような設定が多く見られます。

左肩からオクトパスが出てくる場合

左肩から来ている為、オクトパスを自分で口にくわえようとすると、上下が逆になるため使用が困難になります。しかし、バディに与える時はバディが口にくわえやすいようになります。

日本では左肩からオクトパスが来るように設定しているレギュレーターが多く見られます。『おもてなし』の国だからでしょうか?

 

AIR2

 

BCDジャケット内の空気量を調節するインフレーターホースにレギュレーターと同じ役割が備わっており、バディに空気源を与える場合は自分はインフレーターのマウスピースを口にくわえ、バディには自分の使っていたメインのレギュレーターを渡します。AIR2はホースの数が少なくなる為、ダイビング中の行動でオクトパスがどこかに引っかかるといったトラブルがなくなります。

 

バディがこちらのトラブルに気づいてくれなかったら…

 

水中でエア切れや故障などで空気が吸えなくなった場合、バディから空気をもらいます…

しかし、バディがいくら呼んでも叩いてもサインを送っても、こちらのトラブルに気づいてくれなかったら…

バディの予備の空気源を全力で奪うことになるかもしれません。(時と場合によっては『水面に浮上』という選択肢や、ポニーボトル”予備の小さなタンク”もあります)

しかし、バディの予備の空気源の場所が【常にどこにあるのか??】という事を理解していないと時間がかかってしまい、パニックや息切れで意識を失うことが考えられます。

 

 

ダイビングでは常に予備の空気源は『腰とあごを結んだ三角形に固定する』という事になっておりバディの空気源の場所はすぐに特定することが出来るようになります。

これは家の中で鍵の置き場やカバンの置き場・テレビリモコンの置き場などの定位置を決めていたりして、物を無くさないという習慣癖と似ています。

 

まとめ

予備の空気源の場所は腰(ウェストライン)と顎を結んだ三角形の辺りに固定をして、常にバディとは2秒以内に触れる範囲で行動を行うようにして、水中で万が一のトラブルが起きた場合でも大きなトラブルにならないように勤めましょう。

 

関連記事

エア・マネージメント

【バデイ・システム】バディ・チェック『プレダイブ・セーフティ・チェック』の確認方法と『BWRAF』の覚え方。

レギュレーターのフェイルセーフ

広告