冬はダイビングで腰を痛める?冬ダイバーは腰痛注意報!!

冬はダイビングで腰を痛める?冬ダイバーは腰痛注意報!!

冬でも寒くても潜れるダイビング…しかし落とし穴が!?

冬の寒さでも潜ろうと思えばいくらでも潜れるのがダイビングですね。しかし、寒い事は寒いですし極寒の中のダイビングは装備品が増える増える。というか単純に厚着をする事になりますね。
ドライスーツの人も中に来ているインナーもあったかいものにしなくてはいけないですし、ウェットスーツの場合は厚みを増やした生地のウェットスーツであったり、フード付やソックスも着用して行く事になっていき、最終的にはウェットスーツやインナーの厚着で動きにくいなんて事まで。しかし、寒さには勝てませんね。水中で体温を下げてしまうと低体温症への道一直線になってしまい、命に関わる危険があります。
しかし、ダイビングの装備が重装備になればなるほど体への負担が増えてしまい、特に腰を痛めて『腰痛』を患うダイバーも少なくありません。
暖かさを選ぶか?重さを軽くする事を選ぶか?
この究極の選択でなかなか軽量化を選ぶダイバーは少ないですね。
厚着をする事によって水中でどのような影響があるのかを浮力の話しからしていきたいと思います。

【プラス浮力】+【マイナス浮力】+【体積】=【???】

ウェットスーツの厚着やドライスーツの影響で普段のダイビングよりも浮きやすい状態になっている為、ウェイトを多く付けなければなりません。
ウェイトを3㎏つけて泳ぐダイビングとウェイトを6㎏つけて泳ぐダイビングは3㎏の差しかありませんが、水中ではかなりの抵抗になります。
中性浮力をちゃんと取ればウェイトの重さなんてあまり関係ないのでは??と思う方もいるかと思いますが、惜しいですね。個人的な意見ですが考え方としては間違っているかと思います。
まず【浮力】について考えてみたいと思います。
【浮力】とはその物体が押しのけた水の量を指します。
は?何言ってんの?って感じですが、
コップに水を満水にして、それにピンポン球を入れて見ます。勘のいい人は気付いていると思いますが、もちろんピンポン球は浮いてくるので無理矢理押し込みます。(この時ピンポン球の形状は変わらないと仮定してください、ピンポン球が潰れると浮力も変わってしまうので)
この水の入ったコップに無理矢理ピンポン球を押し込んで溢れ出てきた(押しのけた)水の量が浮力になります。
大雑把なイメージは体積と思ってもらっていいかと思います。
※分かりやすい画像元サイトがあったので引用させていただきます。
(引用元http://science.wao.ne.jp/experiment/recipe.php?contents_no=52167)
ピンポン球は単純に浮力があるから水に浮いている訳ではありません。
浮力とピンポン球自体の重さ(自重)の天秤で自重の重さが勝てば沈み、浮力の方が大きければ浮きます。
つまり中性浮力は浮力と重さの天秤を引き分けの状態になっているのと同じになります。

水中で泳ぐ時の抵抗について

ダイビングで泳ぐ時には流線型でなるべく水の抵抗を受けないように泳いだ方が体力を消費せずに長い距離泳ぐ事ができます。飛行機や新幹線、スポーツカーなんかは空気の抵抗をなるべく受けないような形をしていますよね。イメージとしてはこれに近いですね。
スーパーマンやアンパンマンが空を飛んでいる時の姿勢に近いですね。
その姿勢で泳いでいる所で腰に重りを付けていては、直に腰に負担がかかります。また、その重量をファンキックで進み、中性浮力を取るためにはBCDジャケットに空気を入れる為、BCDジャケットの体積が大きくなる事で抵抗を生み、その分泳ぐ時には更に力が必要となります。
  • ウェットスーツの厚みで水の抵抗&浮力が増す
  • 浮力が増えた分ウェイトが増す
  • 更に水深が深くなればその分BCDの体積分抵抗が増える
重装備になると陸上でも重たくて重労働なのに、水中でもかなりの重労働となってしまいます。
【プラス浮力】+【マイナス浮力】+【体積】=増えれば増えるほど大きな抵抗になる!!

解決策

ウェットスーツの厚みと浮力とウェイトの量の関係性は切っても切れない縁にあります。
しかし、ウェイトの着用法を変えると腰への負担を和らげる事は出来るようになります。
腰にウェイトを6㎏付けると男性でもかなりの腰への負担です。女性ともなると人によっては身動きが取れなくてなる量です。腰の重りを4㎏に変えて足りない2㎏はBCDのポケットに入れておくというのも賢い選択です。BCDを重くしておけば、負担は腰から肩の方に移るので、体への部分的な負担を体中へ分散する事が出来ます。